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最新エントリー

Power and Politics

カテゴリ : 
現役生:授業
執筆 : 
11nakagami   2010-11-21 8:21
こんにちは。Class of 2011のY.N.です。気がつけばもう11月下旬。ついこの前始まったばかりと思っていた今セメスター(Fall 2010)ですが、早くも1ヶ月ほどを残すのみという所まで来てしまいました。それに伴い履修している授業も内容が進んできましたので、今回はその中から「Power & Politics」という授業についてお話したいと思います。

Sternでは複数の教授が同タイトルで同様の内容の授業を開講していますが、私が履修しているのはProfessor Joe Mageeのクラス。同じNYUにあるWagner School of Public Serviceに所属する教授で、Sternも兼務で教鞭をとっています。Power and Politics、Wagner Schoolの教授と言っても、政治学の授業ではなく、もちろんビジネスに関係する授業です。

なぜPower and Politicsがビジネスにとって重要なのでしょうか。人間の集団である組織の内で何か行動を起こすとき、必ず他人との関わり合いがあります。そして、関わり合いは、行動をスムーズに進める推進力にも、滞らせる抵抗力にもなり得ます。その行動が目的としている事がポジティブなものであるかネガティブなものであるかに拘わらず、行動は何かしらの人的・組織的な反応を生み出します。言うまでもなく、ほとんどのビジネスにおいて、私たちは組織に身を置きます。そして、反応を生み出すのであれば推進力となるものにするに越したことはありませんし、もし抵抗力となることが避けられないのであればそれをなるべく小さな力とし、あるいはその抵抗力を克服することが必要になります。ビジネスにおいてPowerもPoliticsも避けて通ることが出来ないということは、皆さんも直感的に同じく考えられていることと思います。

では、Powerとは何なのでしょうか。「Powerは、Aによる影響が無ければBが実行しないであろう何かをBに実行させるためのAの能力である」と教授は説きます。そして、Politicsを「影響力を及ぼすための、もしくはより大きなPowerを得るためのPowerの行使」であると位置づけます。

Powerはいったいどのようにして生まれるのでしょうか。役職、肩書はPowerの源の一つでしょう。しかし、役職、肩書のみがPowerを絶対的な物として保証するわけではありません。ある組織において、人が役職、肩書以上の大きなPowerを有しているということもありえますし、逆もまた然りです(実際にそのようなケースを授業で取り上げます)。教授曰く、「(1)Bにとって重要なリソースについて、(2)Aが裁量権を有し、(3)BがそのリソースをA以外の他では手に入れることができない、という関係においてBがAに依存しているとき、BはAにPowerを認める」。その一例として、教授は就職活動を挙げます。

授業では様々なケースを通じ、Powerを如何に獲得し、如何に効果的にPoliticsを用い影響力を及ぼすかということを学びます。どのようなものがリソースとなりうるのか、ネットワークやアライアンスはどのような効果をもたらすのか、評判・実績・個人的属性はどのような影響をPower/Politicsに与えうるか、効果的なPowerの行使となる交渉はどのようなものか、Nonverbal expressionがコミュニケーションにおいてどの程度の影響力を有し曳いてはPower/Politicsに違いをもたらすのか。社会学、心理学、言語学等々、話題となる分野は多岐に渡ります。また、授業の中でミニ・ゲームを行い、授業で学んだセオリーが身近な場面でどのように現れるかを体験し、理解をより深めていく工夫もなされています。

当然ながら、ビジネスにおいてはハードスキルとともに、ソフトスキルも重要です。そして、そのソフトスキルも、組織内に存在する力関係、人間の行動の背景をより普遍的なものとして理解することにより、一層強力なものとなります。

Financeが特に注目されることが多いSternですが、このPower and Politicsのようなソフトな授業も様々提供されています。Financeの影に隠れてしまいがちですが、実はSternのプログラムがバランスの取れたものであることが伝われば幸いです。

<ご参考>
Professor Joe Magee
Profile page, Stern website
Profile page, Wagner School website

Sternらしいコースのご紹介

カテゴリ : 
Sample
執筆 : 
11takahashi   2010-10-30 11:35
皆様,こんにちは。フルタイムMBAプログラム2年目に在籍中のA.T.です。

アプリカントの方々は出願準備を進めておられる季節かと思います。アプリケーション・パッケージの作成に際してはそれぞれの学校の個性を吟味されるでしょうから,今回は私が今学期に履修した科目のうち,スターンらしさを感じていただけるものを一つご紹介します。

コース名は"INVESTMENT STRATEGIES"といい,その内容は主に株式投資についてどのようにアプローチすべきかを説くものです。ただ,それだけでは他校でも類似の科目を設けているとご指摘を受けるでしょう。私がこのコースをスターンらしいものと考えるのは,主に以下の2点の理由に因ります。

1) 教授が現役の実務家である

このコースを指導するのは,昨年までメリル・リンチでチーフ・インヴェストメント・ストラテジストを務め,現在は自らの名を冠したRichard Bernstein Advisors LLCを運営するProfessor Bernsteinという人物です。彼はInstitutional Investor誌で長年にわたり高い評価を維持してきたほか,Fortune誌の"All-Star Analysts"に選ばれるなど,運用業界で一定のネーム・ヴァリューを持っています。開講期間にもEaton Vanceと同氏の運営する会社との連名によるミューチュアル・ファンド(投資信託)が運用開始されており,講じられる内容を現時点で実際にビジネスとして活用していることがこれ以上に明らかな例は珍しいのではないでしょうか。(念のため申しますが,教授は学生から尋ねられるまで上記ファンドのことは一切言及していませんし,質問への回答に際しても購入を促す意図がないことを慎重に断ったうえで淡々と説明していました。)ちなみに,Professor Bernstein本人もスターンからMBAを受けています。*

2) クラスの時間帯が夜間である

このコースは毎週水曜日の午後6時から9時に行われます。大学のクラスとしてはずいぶん遅い時間帯だと思われるかも知れません。しかし,これはスターンではごく一般的なことです。なぜなら,スターンには大規模なパートタイムMBAプログラムがあり,平日夜間にも多くのクラスが行われているからです。パートタイム・プログラムとは,会社勤めなどのためウィークデイの日中に学校に通うことが難しい場合にも,基本的に夜間や週末に開講されるクラスだけでMBAを取得するためのものであり,その学生の多くは都心のオフィスで日中を過ごし,その後に更なる学びのためNYUのキャンパスがあるグリニッチ・ヴィレッジを訪れるのです。現に,このコースの受講者は見るところ半数程度がそのパートタイム・プログラムの学生のようでした。これはクラス・ディスカッションに学生の側からも実務者の視点を持ち込むため,仮にテーマが他校でも当然に扱われるものである場合にも,結果的に議論の内容は極めてup to dateなものとなりがちで,それ以外の受講者にとってもtake awayが多くなることは申し上げるまでもないでしょう。

* 授業では語られませんでしたが,彼は2009年の3月に銀行株についてのwarningを発しています。この時期が銀行株を含めたマーケット全般のボトムだったことを思い起こせば,教授に疑義を呈したいわけではないものの,どんな人物の助言も常に適切な投資判断につながるわけではないという当然の考えに至るのも感慨深いところです。機関投資家での業務経験からも,こうした個別のアドヴァイスで裏目に出たものばかりを取り上げることは有益でも公平でもないと考えていますが,講義の内容がどのように生かされてきたのかを考える機会を得られるのも,こうした教授の指導を受ける際の面白さかも知れません。
皆様、はじめまして。Sternの現役在校生でClass of 2011のM.Kです。今回初めてブログに投稿させて頂くことになりました。よろしくお願いします。
何を書こうか迷ったのですが、丁度9月初旬に授業が始まったところでもあるので、簡単な授業紹介と共に今期の僕の授業スケジュールを皆様にお伝えしようと思います。
Sternでは、1年目の春学期から一部選択科目が取れるようになり、2年目は1科目(後述)を除いて全て選択科目になります。自分の興味がある科目を取れるので面白いと感じる一方、内容が専門的になってくるので、予習・復習やら宿題やらが大変です。
今期の僕の一週間のスケジュールは下記のような感じになっています。

<月曜日>
1. 9時〜10時20分:Futures and Options(Prof. Sundaram)
デリバティブやオプションについて学ぶ授業です。数学もかなり使いますが、数字に偏り過ぎることもなく、実際のエピソード等も交えながら進んでいくため、役に立っています。授業の進みは速いです。

2. 10時30分〜11時50分:Valuation(Prof. Damodaran)
Sternの看板教授であるProf. Damodaranの授業です。1年生春学期のCorporate Financeの続きの授業ですが、Valutionの授業の方が、(当たり前ですが)より深い所まで入っていきます。授業中の小テストやらプロジェクトやらで負荷はかなり高いですが、授業は分かりやすいし実践的だし、「Sternに来て良かった!!」と思える授業の一つです。

3. 13時30分〜16時20分:Modeling of Financial Statement(Prof. Gode)
Excelを使い、Financial Statementのモデルを作っていく授業です。Financial Statementについて詳しくなるのはもちろん、Excelのコマンドの使い方にも慣れますし、財務企画・戦略を担当する部署で働く場合にはかなり使えそうです。

<火曜日>
1. 9時〜10時20分:Professional Responsibility(Prof. Zicklin、秋学期前半のみ)
企業倫理の授業です。2年生唯一の必修科目です。受講前は正直なところ、「倫理なんて勉強しても面白くないのではないか」と思っていたのですが、いい意味で期待を裏切ってくれた授業でした。教授は元ファンドのCEOだったので、自分の体験(実務の世界でいわゆる「グレー」な案件がいかに多いか実感できます)を交えて、倫理的にシロかクロか簡単には判断できないようなケースについて議論してきます。考えさせられることが多く、非常に学びは多いです。

2. 10時30分〜11時50分:Bankruptcy and Reorganization(Prof. Altman、秋学期前半のみ)
Zスコアモデルを発明したProf. Altmanによる破産に関する授業です。丁度時期的なものもあり、破産にも興味が受講してみました。僕が受講している昼間のクラスの他に、Part Timer向けの夜間のクラスもあるのですが、合計7〜8人のゲストスピーカーが来て、破産実務の最前線について語ってくれます(昼間と夜間のどちらのゲストスピーカーの話も聞くことができます)。

3. 15時〜16時20分:Restructuring Firms and Industries(Prof. Yermack)
JDとMBAのデュアルディグリーを持つYermack教授によるリストラクチャリングの授業です。ロースクールとの共同授業のため、他の授業とは若干雰囲気が違いますが、ユーモアあふれる教授の話を聞いていると、あっという間に1時間20分が過ぎてしまいます。

<水曜日>
1. 9時〜10時20分:Futures and Options(Prof. Sundaram)
2. 10時30分〜11時50分:Valuation(Prof. Damodaran)

<木曜日>
1. 9時〜10時20分:Professional Responsibility(Prof. Zicklin)
2. 10時30分〜11時50分:Bankruptcy and Reorganization(Prof. Altman)
3. 15時〜16時20分:Restructuring Firms and Industries(Prof. Yermack)

意識したわけではないのですが、金融機関出身という僕のバックグラウンドもあってか、かなりファイナンス系に偏った選択になってしまいました。Sternに良いファイナンスの授業が多いというのは間違いないと思いますが、他にもMarketingやStrategy等で面白い授業もたくさんあるので、春学期にどの科目を取るか迷ってしまいそうです。
興味のある方は授業を見学して頂くことも出来ますので、ぜひキャンパスにいらしてみて下さい。キャンパスビジット・日本人在校生との面談をご希望の方は、jba.visit@stern.nyu.edu までご一報下さい。在校生一同お待ちしています!!

「マーケティングマインドのみがき方」

カテゴリ : 
執筆 : 
stern   2010-4-9 1:45
 このたびStern Class of 1996の岸田雅裕さん(ブーズ・アンド・カンパニー(株)バイスプレジデント)が「マーケティングマインドのみがき方」(東洋経済新報社)を上梓されました。
 個人的な関係で恐縮ですが、岸田さんは私の直接の上司であり、日々指導いただいている内容や実際に一緒に取り組みさせていただいたプロジェクトの内容が一部こちらの本に含まれております。ただ、それらの内情を抜きにして、今回の岸田さんの本はマーケティングに詳しい方から「マーケティングってなんとなくしかわからない」という人まで広く楽しめる本だと感じました。この「楽しめる」というところがポイントで、岸田さんの常日頃から研鑽されている知識欲から吸収された出来事がマーケティング手法の具体的な実例として紹介されているところが「楽しめる」ポイントです。例えば、レクサスがアメリカで売れて、日本で売れていない理由とか、ユーミンとサザンオールスターズの違いとか、わかりやすいかつ興味がある実例としてマーケティング手法を理解できるのがこの本の特徴です。
 岸田さんが実施しているアンテナの張り方もユニークで興味が惹かれます。おそらく、Sternの卒業生ならばかなりの人が実践されているかもしれませんが、私も岸田さんと同様に個人的に実践しているのが「ニューヨークの映画は見る」です。これがなぜマーケティングに通じるかを知るにはぜひ一読されてみてください。
(Class of 2007 K.O)



NY州自動車運転免許等について

カテゴリ : 
現役生:NY生活
執筆 : 
stern   2009-11-24 10:45
 マンハッタンやニューヨーク市に住む学生にとっては米国内で自動車を運転しなければならない機会は余りないと思われますが、就学年齢の子供を含む家族で留学する場合、一般的には、日本人の駐在員が多数住むウェストチェスター郡(Westchester County。マンハッタンの北方で、電車又は車で30〜50分の範囲内に日本人が居住する)等に住居を構えた場合には、たとえ駅から至近距離に居住したとしても、買い物や子供の学校・幼稚園の送り迎え等で自動車を運転しなければ生活に支障を来す場面は多いので、自動車の運転する場合の資格関連について確認すべき必要があります。

 そこで、以下では、私の経験に基づき、NY州で自動車を運転する場合の資格関連事項について述べます。当然のことながら、私はNY州法や連邦法の専門家ではないので、内容の正確性を担保するものではありませんし、私の以下の記述は、F-1ビザの地位に基づく場合の体験談なので、他種のビザの地位に基づく場合の自動車運転資格とは関連性がないかも知れません。本記事の内容に依拠して判断した結果について、筆者は一切の責任を負うものではありません。あくまでも、最終的にはご自身のご判断で自動車を運転していただきますようお願いします。


 と、やや堅い決まり文句で始めましたが、私自身、この自動車運転資格関連事項は複雑で分かりにくく、とりわけNY州の留学生については情報が皆無に近く苦しめられたので、少しでも今後の方に参考情報を提供したく筆を執りました。

 まず、結論的に言うと、F-1ビザの地位、即ち外国から留学生の立場でNY州に居住している学生は、「原則的には」、NY州の自動車運転免許をわざわざ取得しなくても、日本の自動車運転免許で、(NY州内に止まらず)米国内で自動車を運転することが可能のようです。

 根拠は、NY州の陸運局(Department of Motor Vehicle)のWebsite(http://www.nydmv.state.ny.us/license.htm#driversfromothernations)に2009年11月13日時点で存在した下記の記事です。
A valid driver license from another country is also valid in NYS. You do not need to apply for a NYS driver license unless you become a resident of NYS.

 そして、「resident of NYS」(ニューヨーク州住民)の定義として、次の記事が存在します。若干長くなりますが、正確を期すために全文を引用させていただきます。

Definition of a Resident. If you become a resident of NYS, you must exchange your driver license and vehicle registration from another state for a NYS driver license and vehicle registration within 30 days. If you have a driver license from another state, you must get a driver license from NYS within 30 days after you become a resident of NYS. If you have a vehicle registration from another state, you must get a vehicle registration from NYS within 30 days after you become a resident of NYS.
Section 250 (5) of the Vehicle and Traffic Law defines the term "resident." The law defines a resident as a person who lives in NYS with the intent to make NYS a "fixed and permanent" place to live. To live in a house, a home, an apartment, a room or other similar place in NYS for 90 days is considered "presumptive evidence" that you are a resident of NYS. A police officer can use this evidence as the reason to issue a traffic ticket if you drive in NYS without a driver license or vehicle registration issued by NYS.
A judge considers the law and the evidence of your intent and decides if you are a resident of NYS. For example, if you pay taxes or your children attend school in another state, a judge considers these facts to decide if your intent is to make NYS a "fixed and permanent" residence. The DMV will not decide if you are a resident of NYS, if you must get a NYS driver license, or if you must register your vehicle in NYS.
According to this law, students from other states or from other nations who attend school in NYS are normally not considered residents of NYS.

 即ち、通常、NY州に住居を構えてから30日間を経過するとNY州の住民とみなされる為(駐在員の方はこのようにみなされると思われます)、30日以内にNY州の自動車運転免許を取得することが求められているようなのですが、外国からの留学生については、「原則として」、そもそもNY州の住民とみなされない為、NY州の自動車運転免許を取得することを要求されていないと解されます。

 逆に、「According to NYS law, a resident of another country can get a NYS driver license. The DMV does not recommend this」とされ、取得しようと思えば取得できるものの、お勧めしない、とすら言われています。


 さて、これまで「原則として」という限定を付けてきましたのは、上記記事にもあるように、就学年齢の子供が現地の公立校に通学している場合等には、留学生であってもNY州の住民と見なされる可能性があるからです。

 従って、この点に不安を覚える方は、やはりNY州の自動車運転免許を取得した方が安心と言えるでしょう。さらに、NY州の自動車運転免許を取得した場合には、ソーシャルセキュリティーナンバーを有せず何かと不便な社会生活を強いられる留学生にとっては、NY州の自動車運転免許を取得できれば、どこでも通用する写真付きIDを手に入れたことになり、社会生活をする上での不便さも軽減されるという特典が付いてくるので、わざわざ時間と労力を費やす価値があると言えるかも知れません。なお、「社会生活の不便さ」について詳述するスペースはないのですが、米国の不法移民の人たちが自動車運転免許を取得したくて、試験を受けられるとDMVから言われただけでDMVの窓口で泣き崩れる人たち、2008年の大統領選の民主党予備選で、オバマとクリントンの間で、不法移民に自動車運転免許証を発行すべきか否かを巡って大きな議論になったことからも、自動車運転免許証が写真付きIDとして機能する効力には大きな価値があることは、容易にご想像いただけると思います。


 さて、それでは具体的にどのような手続でNY州の自動車運転免許を取得できるか、という点については、不完全なブログ記事で恐縮ですが、多数の文献がありますので、そちらをご参照下さい。なかでも、駐在員にとって不可欠の「ニューヨーク便利帳」には詳しく記載されています。

 ところで、最後に2点ほど付言したいと思います。

 第1に、配偶者のビザの地位、即ちF-2の地位でもNY州の自動車運転免許を取得することが可能ですが、DMVはできるだけ発行したくない模様で、試験を受けられると認められる前に、DMVの窓口が「Immigration Officeに確認する」とかいろいろな理由を付けて試験を受けさせてくれない場合が多いようです。そのような場合の対処方法として聞いた話では、日本国のニューヨーク領事館から、真正なビザを得ている日本国民の長期米国滞在者である等のレターを発行してもらい(このレターの公式な名称は知りません。)、DMVに提出すると効果があるとのことです。

 第2に、自動車運転に必要不可欠な損害保険の加入についてですが、仮に日本の自動車運転免許証と国際運転免許証に基づき米国内で自動車を運転する場合でも、損害保険に加入することは可能のようです。但し、夫婦のうちいずれかがNY州の自動車運転免許を取得していることを条件に付けられる場合があるようです(詳しくは保険代理店にお問い合わせ下さい。保険会社によっても取扱が異なる可能性があります。)。

 なお、私も誤解しておりましたが、日本の自動車運転免許試験場等で発行してもらえる所謂「国際運転免許証」自体は、NY州では自動車運転免許証として扱われておらず、あくまでも日本語表記の日本の自動車運転免許証が自動車運転免許証として扱われます。ただし、国際運転免許証は、日本語を読めない米国人警察官に対して、日本の当局から真正に自動車運転免許証の発行を受けていることの公証を受けた英文翻訳文として機能する為、日本の自動車運転免許証に基づき米国内で自動車を運転する場合には、常に両者を併せて携帯することが最善と思われます。

International Driving Permit: An International Driving Permit is not a driver license. The permit only verifies that you hold a valid driver license in your home country. Your foreign driver license, not the International Driving Permit, allows you to drive in NYS. Contact the authorities in your home country to get an International Driving Permit. If you are not a resident of the US, you cannot apply for an International Driving Permit in the US.

You are not required to have an International Driving Permit to drive in NYS, but the permit has value. The permit verifies, in several languages, that you have a valid foreign driver license. A police officer who cannot read the language on your foreign driver license can read the permit.


Y.A.
Class of 2010

【在校生より】Stern MBA Preterm

カテゴリ : 
現役生:課外活動
執筆 : 
stern   2009-9-9 17:06
皆さんこんにちは。Stern MBA1のY.N.です。今回は、「Pre-term」と呼ばれる、Sternのオリエンテーションについてお届けします。

 MBAの本学期は9月にスタートしますが、多くのビジネススクールで2〜3週間のオリエンテーションが開催されます。Sternではこのオリエンテーションを「Pre-term」と呼んでいて、2週間にわたり食事会、スポーツ観戦等のイベントを通じてクラスメイトとの親睦を図るほか、Group study形式の授業を受けて今後のMBAの勉強に備えます。

 Pre-termは、まずはDiagnosisと呼ばれるテストから始まります。AccountingとMathの2種類があり、それぞれ45分の所要時間中に10〜20問程度を解くテストです。不合格の場合、補講と追試を受ける必要がありますが、比較的平易な内容ですので、多くの人が合格します。
Diagnosisが終了した後は、International Student Orientationです。昼食会の後、VISAについてのオリエンテーション、OCD(Office of Career Development)のInternational Student向けのプレゼンテーションを経て、最後はBarでの飲み会で終わります。ちなみに、今年は27カ国から約90人の留学生が入学していて、Sternの豊かな国際性を楽しむことができます。

 2日目以降は、9:00〜17:00までが基本的なスケジュールです。典型的には、Teams & Leadershipと呼ばれるGroup Study、Networking Event、Career Developmentに関するセッションで構成されます。
 Teams & LeadershipはGroup Workを通じ、自身のパーソナリティを再認識し、チームワークをこなしていく基礎を身に付ける授業です。Study Groupと呼ばれる5〜6人でなるチームでさまざまなタスクをこなしていくのですが、日本人にとってはネイティブスピーカーの英語は聞き取り理解するのが非常に難しく、貢献できずに終わることもしばしばです。しかし、チームメイトはみな協力的な人たちですので、それでもしっかりとサポートしてくれます。落ち込むことも多いですが、それが逆に自身の貢献度を高めていこうという決意を強くする基にもなります。また、実際にSternで学び始めて実感するのが、協調的な雰囲気です。ニューヨークという土地柄もあり、実情はもっとドライな雰囲気なのかと思っていましたが、Admission Processから実際の授業に至るまで、学校のスタッフは皆フレンドリーですし、学生同士も非常に協力的です。
 Networking Eventとは、文字通り人脈を広げるためのイベントです。食事会であったり、飲み会であったり、はたまたスポーツ観戦であったりと、多種多様のイベントを通じて学生間の親睦を図り、人脈を広げていきます。食事会、飲み会は基本的に毎日開催されますので、食とアルコールに困ることはありません(笑)。今年の主なイベントは、野球観戦、Scavenger Hunt(日本でいうオリエンテーリングのようなもの)、US Openテニス観戦があり、ニューヨークに住むメリットを十二分に堪能することができます。 アメリカではこのNetworkingが就職活動を含むビジネスにおいて重要な役割を果たしており、学校側もNetworkingの重要性を度々強調しています。ここでの経験は、今後のビジネスシーンで間違いなく役立つことと思います。
 Career Development Sessionは、現在の求人動向に関するプレゼンテーション、Sternで提供されているCareer Development Serviceのプレゼンテーション、Alumniを呼んでの業界研究等、就職に関するさまざまな情報が提供されます。特に、日中に行われるAlumniによるパネルは、まさにニューヨークというロケーションでなければ実現し得ないセッションであり、ここでもSternのロケーションのメリットが大いに発揮されています。

 最終日には、Block Talent ShowとBoat Cruisingという、Pre-termを最後に飾る2大イベントが待っています。
 Block Talent Showとは、簡単にいえば芸大会のようなものです。ただ、芸大会といっても、ビデオを作製するチームあり、楽器を演奏するチームあり、ラップを歌うチームありと、皆が知恵を凝らしてさまざまなShowを見せます。アメリカ人のユーモアセンスに大いに感心し、楽しめるイベントです。
 そして、Pre-termの最後は、Boat Cruisingで幕を閉じます。ハドソン川のMidtown付近から出発し、Financial Districtを経て出発地に戻るCruisingで、約4時間に渡って飲食を楽しみます。加えて水上からManhattanの景色を眺めていると、世界の中心地ニューヨークにいることが心から実感でき、非常に思い出に残ります。また、Cruisingが半ばに差し掛かるころから数名の学生が踊り始め、次第にいろいろな人を巻き込んで大軍団となっていき、ここでBoat Cruisingの盛り上がりが最高潮に達します。このような経験がない私ですが、当初は無理やりながらも友達に連れて行かれ踊り始めてみると、確かに一体感が大いに高まる上に、最終日のイベントとしては最高のものです。

 今はまだPre-termが終了したばかりで本格的なMBA経験はこれからですが、Sternの協力的なカルチャーを体験するとともに、ニューヨークというロケーションの素晴らしさを実感し、これからの2年間への期待がいっそう高まっています。

「バイアウト」出版のお知らせ

カテゴリ : 
Stern Alumni
執筆 : 
stern   2009-7-21 23:24
<お知らせ>

卒業生である佐山展生さんが6月に日経新聞社から「バイアウト」という本を出版されました。本書はファンドの設立から資金調達、融資、Exitに亘るファンドビジネスのすべてを網羅した実務書です。最新の情報と手法がたくさん紹介されており、ご興味のある方は是非お読み下さい。


NY留学生活セットアップ

カテゴリ : 
現役生:NY生活
執筆 : 
stern   2009-7-18 0:46
皆さんこんにちは。Stern Class of 2010のK.M.です。
早いもので昨年渡米してから早1年が経ちました。今ごろ新入生は渡米準備で大忙し、あるいはすでにアメリカ入りしてサマースクールで英語と格闘しつつ、生活のセットアップに苦労している日々をお過ごしかもしれません。私も去年の苦労が昨日のことのように思い出します。ということで今回はこれから留学する方(特に新Stern生)必見のNY生活セットアップ豆知識を(半分自戒を込めて)書き記したいと思います。

○住まい選びについて
NYの住まい選びでまず頭に入れて頂きたいのは、家賃が(東京と比べても)高額だということです。今般の金融不況でだいぶ相場が下がってきたとはいえ、マンハッタン内でOne Bedroom(=1LDK)だと、場所にもよりますが月1800〜3000ドルぐらいの覚悟は必要だと思います。

Stern生には大学から単身寮Palladiumと世帯寮Stuyvesant Townが用意されてます(詳細: http://w4.stern.nyu.edu/studentactivities/housing.cfm?doc_id=6446 )。単身寮Palladiumは割と新しい建物で、Sternまで徒歩15分圏内にあり、ロケーションがUnion Squareの目の前と好立地。またジム・プール付きなのもかなり魅力的です。Sternに通う単身者の多くがこのPalladiumに住んでおりますが、難点は部屋が6〜8畳ほどで値段が$1,400〜1,700と少し高い点。一方、世帯寮Stuyvesant TownはEast Villageの北側に位置し、Sternまで徒歩30分圏内と若干遠いものの、大学の無料バスなどを使えばSternへのアクセスは比較的容易です。世帯寮ですのでOne Bedroomですが、ただここも1semesterで$18,900とかなり高額な面が否めません。


(Union Square:水曜・週末はここでオーガニック系農産物やアートのマーケットが開かれます。奥に見えるのはエンパイアーステートビル)

私の場合、運良く旧友の家を夏の間サブレットできたため、夏に早めに現地入りしてNY中を歩きわたり、住みたい候補地を予め決めておきました。そして妻がNY入りしてから日系不動産にブローカーをお願いして最終的にUpper East Sideに決めました。NYは地区により雰囲気がガラっと変わるので、NY入りしてから物件を(妻と)決めるとハズレはないと思います。

私の知り合いの中には、Broker Fee(年間家賃の15%程度)を浮かせるため、自分で直接物件を探す人もいました。ただその場合、Searching Costがかかる上、難解な不動産契約書を自らチェックしないといけないため、かなり上級者向けです。またSocial Security Number(以下SSN)もない学生にやすやすと家を貸してくれる大家さんも少なく、往々にして保証人を求められるので、やはり(日系の)ブローカーを通す方が無難かもしれません。

また、賢いやり方としては、友達とRoom Shareをすることです。Sternの知り合いの中には、Pre-termで知り合った仲間2,3人でRoom Shareをしている人が何人もいます。この方が経済的な上、無二の友達もできて、かつ英語の上達も早いことでしょう。

最後にNYのサブレット情報等が多く載っている日本人向けサイトを紹介しておきます。
http://nyc.mixb.net/
http://www.thevillagehouse.com/


○携帯について
アメリカで携帯を購入する場合、SSNが必要であったり、必要でない場合でも高額なdepositを要求されることが普通です。SSNやdepositも不要で日本人でも簡単に手に入れられる携帯も中にはありますが、その場合音質が悪かったり、電波が届くエリアが意外と狭かったりなどと、使ってみて初めて分かるデメリットが多かったりします。現に私がNY入りして焦って安さに飛びついて購入してしまった某携帯は、音質が悪く日本語同士でも聞きとりにくいことが多々あり、いわんや英語をや…という感じでした。電波も通話中によく途絶えました。

また生活が慣れてくると、周りの学生が使っているBlackBerryやiPhoneがカッコよく見えてきてしまうもの。実際携帯でタイムリーにメールが見れたり、インターネット検索ができたりすると、アメリカ人との会話にも入りやすかったりします。ここは安さよりも機能・話題性!と割り切って高性能な携帯を購入してみるのも手だと思います。


そこでお勧めなのが、NTTドコモUSAから提供されているBlackBerry(上の写真参照)。SSNもdepositも不要なプランがあって短期契約でも大丈夫な上、アメリカで実はiPhone以上に人気を博しているというBlackBerryなら自分のパソコンのメールの送受信も日本語で出来るし、日本語サイトも定額で使いたい放題なのでかなりお勧めです(詳細は下のURLを参照のこと)。

ドコモUSA 携帯電話らくらく購入サービス
http://keitai.namikiteru.com
Appendix. ちなみにドコモUSAでは、卒業して帰国後すぐに日本の携帯電話が必要な場合にも、米国で予約して、米国内にいる間に電話番号が入手でき、帰着空港(成田・関空・中部)で携帯電話を受け取れる「ケータイ帰国前受付サービス」があるので、卒業して帰国するときにも便利かもしれません。


○銀行・クレジットカードについて
私は日本にいる間にCitibank銀行の円普通預金・マルチマネー口座を開設しておきました。この口座はかなり重宝していて、円ドルレートを見ながらネット上でオンタイムで為替取引ができる上、アメリカのCitibankのATMで手数料無料にて購入したドルを引き落とせます(1つ難点は外貨預金は日本の預金保険法の対象になってないので、仮に事件(!)が起きた場合には外貨預金分は自分でリスクを負うことになります)。

ただCitibank銀行といっても日本の現地法人はアメリカのCitibankとは建前上別法人なので、やはり渡米後アメリカの銀行の口座を作る必要が出てきます。私はNY滞在の友人のアドバイスに従い、アメリカのCitibankの NY五番街支店で個人口座の開設をしました。ここだと日本人スタッフが丁寧にサポートしてくれるので安心です。パスポート・I-20それから預金するCashなどを持参すればすぐにCiti Goldの口座を開設してくれ、また一定額預金すれば、クレジットヒストリーがなくても数日でクレジットカードを発行してくれました。

経営再建中のCitibankに不安を覚える人であればCHASEやBank of Americaでも勿論構いません。特にCHASEはマンハッタン内だと他行に比べ断然支店が多く、ATMを見つけるのに苦労はしないでしょう。CHASEは8月のPreterm中にSternの目の前にあるWashington Squareで学生向けに口座開設の勧誘をしていたのでそこで申し込んでみると良いかも知れません。

クレジットカードに関しては、こうしたアメリカの銀行のカード以外にも、全日空やJALが発行している外貨建て決済可能なカード(ANA Card USAやJAL Family Club/Premio カード)もありますので、そちらでマイルを貯めたい人は調べてみてはどうかと思います。


○保険について
保険については、大学が勧めるStudent Health Insuranceではなく、自分に合った保険に入りたいと考え、渡米前に有楽町駅前の東京交通会館2階にあるTIP JAPANにて海外留学生保険に最初入りました。ここはAIUの代理店で、AIUが提供する海外旅行保険や海外留学保険などを扱ってます。他の保険会社の商品と違い、AIUの保険は補償内容や保証額を自分の好みで決められるのが魅力的で、他の留学仲間もここを使っている人が結構いました。店員が非常に親身に相談に乗ってくれたのもgoodでした。

ところがいざSternに来てみて初めて気づいたのですが、AIUの保険はNYU-Sponsored Student Health Insuranceを放棄する基準を満たしておらず、結局Student Health Insuranceに入らざるを得ない羽目になりました。NYU-Sponsored Student Health Insuranceを放棄する基準については
- 加入している保険会社の本社がアメリカにあること。
- 加入している保険の満期日が来夏以降であること。
- 加入している保険の補償内容がInpatient Hospitalization Benefits (Mental Health Benefitsを含む)とOutpatient Benefits(Emergency Care以外も含む)をカバーしていること。
- 保証額の合計が$250,000以上であること
となっております(詳細:http://www.nyu.edu/shc/about/waiving.plans.html )。ところがこれ以外にも旅行保険はそもそもダメという基準が別途あり、AIUは旅行保険のためハネられてしまったのです。幸いTIP JAPANに電話したところ、その日のうちに解約手続きに入ってくれ、特段途中退会のペナルティもなく補償期間の残り分をすぐ返金してくれました。因みに大学保険はBasic Planが$1,261/yr、Comprehensive Planが$1,963/yrでこれにDental Planを付け加えることもできます。大学保険の善し悪しについては、1年たった今も利用したことがないため分かりません。

以上、多少マニアックな豆知識も含めてまとめてみました。その他のNY情報についてはWeb上に星の数ほど情報が載っていると思いますので、そちらを参考にして下さい。留学前の渡航準備や現地での生活のセットアップは不慣れなことが多く、目が回るような思いをすることも多々あると思いますが、なんだかんだ言って人生二度とまわってこない機会ですし、今となってみればどれも良き思い出ですので皆さん頑張ってください!

ご精読ありがとうございました。(K.M. Class of 2010)
こんにちは。Class of 2008のI. I.です。私は、卒業後米国に残り、NY Midtownの、日系商社の金融・保険部門の子会社にて勤務しています。
商社の金融・保険事業は、実に多分野にわたります。事業向け融資、クレジットカード会社、Private Equity Fund運営、Principal Investment、Venture Capital投資、ヘッジファンド投資、為替・証券トレーディング、M&Aアドバイザリーなど。また、保険部門では、保険ブローカー、再保険会社、信用保険会社なども行っています。私の勤めるNYオフィスでは、これまで主にヘッジファンドへの投資 (Fund of Funds) を手がけてきました。現在、我々は、これまでのFund of Funds事業から、米国企業を買収する、あるいはJVを組むことにより、他の金融・保険分野に進出しようとしています。ここで詳細に書くことはできませんが、金融・保険分野それぞれ1分野で、共に米国の先端技術で、日本およびアジア他地域に展開が可能なもの、また、グループの資産運用会社を通して、日本の投資家に販売が可能なもの、などがクライテリアとなっています。ちなみに、商社は米国内で多くのM&Aを手がけています。当社全部門を見ると、2008年米国だけでも、10社の買収を行っています。
私の仕事は、幅広く米国の金融・保険事業会社とのネットワークを構築し、ビジネス機会を見極め、買収を行うこと。また、投資後には、同企業をグループ企業として成長させていくことです。現在は、対象の業種が絞り込まれ、ざっくりとしたビジネスモデルを持って、本社に方向性につき決済を請うている状況。承認が得られれば、具体的な買収・協働相手、ビジネスモデル、ストラクチャーを煮詰め、再び決済を得て、M&Aを行うことになります。社外では、米国の投資銀行、銀行、ノンバンク、ヘッジファンド、コンサルティングなど、数百人とコンタクトを取っていますし、また、社内でも、NYオフィス、本社、あるいは中国、ロンドンオフィスなどとも、意見交換、情報交換を行っています。サンフランシスコやNYで開かれるビジネスカンファランスやセミナーに参加しますし、あるときには、投資銀行との商談で、先方が、SternでのStudy groupメートだったなんてこともありました。
一転、休日は、毎週末ドライブに出かけます。車を購入して4ヶ月で、すでに4000マイル走ったと言えば、どれだけよく走っているかお分かりいただけるでしょうか。東海岸には、きれいな町並みや、ビーチ、公園など、多くの名所があり、毎週各地で息抜きをしています。また、日曜はMidtownの多くの場所が、路駐可能なので、よく家族で遊びに行きます。また、Sternの多くの友人がNYに残っているので、平日の昼食や、飲み会、あるいは週末遊んだりする機会も多々あります。
最後に、Prospectiveの皆さんにお伝えしたいこととして、MBAの価値はいろいろとありますが、米国での就労機会を得られる可能性も大きな魅力の一つです。米国で働くためには、就労ビザが必要で、これには企業のスポンサーが必要です。企業がビザをスポンサーするためには、移民弁護士費用などのコストが掛かり、さらに3年間の継続雇用を労働局にコミットする必要もあり、つまり、あまり簡単なことではありません。しかし、米国の大学・大学院を卒業すると、Optional Practical Trainingといって、卒業後1年間は、大学をビザスポンサーとして、米国で就労することが可能です。企業からすると、OPTで採用する分にはリスクがなく、1年間雇用して気に入れば、引き続きH1などの就労ビザのスポンサーとなって、本採用とすることが可能です。私の場合も、OPT⇒H1の切り替えで、卒業後7年間、米国での就労が可能となりました。私自身が、いつまで米国に滞在するかは未定ですが、H1のあとに、グリーンカードを取得したり、その後市民権を得る人もいます。MBA後の進路は、皆さん頭を悩ませることかと思いますが、米国での就労も、ぜひ検討していただきたいと思います。
(写真は、会社近くの風景。)

以上
I. I.
si

【現役生より】Social Life in NYC

カテゴリ : 
現役生:課外活動
執筆 : 
stern   2009-4-23 13:40
現役生のMBA1, ハワイ出身大親日家のTWさんからStern仲間とのSocial Lifeについての記事が届きました。


Hi all, this is TW from the class of 2010 (i.e. 1st year). Following on RK’s (Class of 2009) post, I want to elaborate on the social life aspect based on my experiences here at Stern and in New York.

As an officer of the Japan Business Association (JBA), JBA has been from the beginning one of my important social networks at Stern and in New York.

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