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現役生:NY生活カテゴリのエントリ

NY州自動車運転免許等について

カテゴリ : 
現役生:NY生活
執筆 : 
stern   2009-11-24 10:45
 マンハッタンやニューヨーク市に住む学生にとっては米国内で自動車を運転しなければならない機会は余りないと思われますが、就学年齢の子供を含む家族で留学する場合、一般的には、日本人の駐在員が多数住むウェストチェスター郡(Westchester County。マンハッタンの北方で、電車又は車で30〜50分の範囲内に日本人が居住する)等に住居を構えた場合には、たとえ駅から至近距離に居住したとしても、買い物や子供の学校・幼稚園の送り迎え等で自動車を運転しなければ生活に支障を来す場面は多いので、自動車の運転する場合の資格関連について確認すべき必要があります。

 そこで、以下では、私の経験に基づき、NY州で自動車を運転する場合の資格関連事項について述べます。当然のことながら、私はNY州法や連邦法の専門家ではないので、内容の正確性を担保するものではありませんし、私の以下の記述は、F-1ビザの地位に基づく場合の体験談なので、他種のビザの地位に基づく場合の自動車運転資格とは関連性がないかも知れません。本記事の内容に依拠して判断した結果について、筆者は一切の責任を負うものではありません。あくまでも、最終的にはご自身のご判断で自動車を運転していただきますようお願いします。


 と、やや堅い決まり文句で始めましたが、私自身、この自動車運転資格関連事項は複雑で分かりにくく、とりわけNY州の留学生については情報が皆無に近く苦しめられたので、少しでも今後の方に参考情報を提供したく筆を執りました。

 まず、結論的に言うと、F-1ビザの地位、即ち外国から留学生の立場でNY州に居住している学生は、「原則的には」、NY州の自動車運転免許をわざわざ取得しなくても、日本の自動車運転免許で、(NY州内に止まらず)米国内で自動車を運転することが可能のようです。

 根拠は、NY州の陸運局(Department of Motor Vehicle)のWebsite(http://www.nydmv.state.ny.us/license.htm#driversfromothernations)に2009年11月13日時点で存在した下記の記事です。
A valid driver license from another country is also valid in NYS. You do not need to apply for a NYS driver license unless you become a resident of NYS.

 そして、「resident of NYS」(ニューヨーク州住民)の定義として、次の記事が存在します。若干長くなりますが、正確を期すために全文を引用させていただきます。

Definition of a Resident. If you become a resident of NYS, you must exchange your driver license and vehicle registration from another state for a NYS driver license and vehicle registration within 30 days. If you have a driver license from another state, you must get a driver license from NYS within 30 days after you become a resident of NYS. If you have a vehicle registration from another state, you must get a vehicle registration from NYS within 30 days after you become a resident of NYS.
Section 250 (5) of the Vehicle and Traffic Law defines the term "resident." The law defines a resident as a person who lives in NYS with the intent to make NYS a "fixed and permanent" place to live. To live in a house, a home, an apartment, a room or other similar place in NYS for 90 days is considered "presumptive evidence" that you are a resident of NYS. A police officer can use this evidence as the reason to issue a traffic ticket if you drive in NYS without a driver license or vehicle registration issued by NYS.
A judge considers the law and the evidence of your intent and decides if you are a resident of NYS. For example, if you pay taxes or your children attend school in another state, a judge considers these facts to decide if your intent is to make NYS a "fixed and permanent" residence. The DMV will not decide if you are a resident of NYS, if you must get a NYS driver license, or if you must register your vehicle in NYS.
According to this law, students from other states or from other nations who attend school in NYS are normally not considered residents of NYS.

 即ち、通常、NY州に住居を構えてから30日間を経過するとNY州の住民とみなされる為(駐在員の方はこのようにみなされると思われます)、30日以内にNY州の自動車運転免許を取得することが求められているようなのですが、外国からの留学生については、「原則として」、そもそもNY州の住民とみなされない為、NY州の自動車運転免許を取得することを要求されていないと解されます。

 逆に、「According to NYS law, a resident of another country can get a NYS driver license. The DMV does not recommend this」とされ、取得しようと思えば取得できるものの、お勧めしない、とすら言われています。


 さて、これまで「原則として」という限定を付けてきましたのは、上記記事にもあるように、就学年齢の子供が現地の公立校に通学している場合等には、留学生であってもNY州の住民と見なされる可能性があるからです。

 従って、この点に不安を覚える方は、やはりNY州の自動車運転免許を取得した方が安心と言えるでしょう。さらに、NY州の自動車運転免許を取得した場合には、ソーシャルセキュリティーナンバーを有せず何かと不便な社会生活を強いられる留学生にとっては、NY州の自動車運転免許を取得できれば、どこでも通用する写真付きIDを手に入れたことになり、社会生活をする上での不便さも軽減されるという特典が付いてくるので、わざわざ時間と労力を費やす価値があると言えるかも知れません。なお、「社会生活の不便さ」について詳述するスペースはないのですが、米国の不法移民の人たちが自動車運転免許を取得したくて、試験を受けられるとDMVから言われただけでDMVの窓口で泣き崩れる人たち、2008年の大統領選の民主党予備選で、オバマとクリントンの間で、不法移民に自動車運転免許証を発行すべきか否かを巡って大きな議論になったことからも、自動車運転免許証が写真付きIDとして機能する効力には大きな価値があることは、容易にご想像いただけると思います。


 さて、それでは具体的にどのような手続でNY州の自動車運転免許を取得できるか、という点については、不完全なブログ記事で恐縮ですが、多数の文献がありますので、そちらをご参照下さい。なかでも、駐在員にとって不可欠の「ニューヨーク便利帳」には詳しく記載されています。

 ところで、最後に2点ほど付言したいと思います。

 第1に、配偶者のビザの地位、即ちF-2の地位でもNY州の自動車運転免許を取得することが可能ですが、DMVはできるだけ発行したくない模様で、試験を受けられると認められる前に、DMVの窓口が「Immigration Officeに確認する」とかいろいろな理由を付けて試験を受けさせてくれない場合が多いようです。そのような場合の対処方法として聞いた話では、日本国のニューヨーク領事館から、真正なビザを得ている日本国民の長期米国滞在者である等のレターを発行してもらい(このレターの公式な名称は知りません。)、DMVに提出すると効果があるとのことです。

 第2に、自動車運転に必要不可欠な損害保険の加入についてですが、仮に日本の自動車運転免許証と国際運転免許証に基づき米国内で自動車を運転する場合でも、損害保険に加入することは可能のようです。但し、夫婦のうちいずれかがNY州の自動車運転免許を取得していることを条件に付けられる場合があるようです(詳しくは保険代理店にお問い合わせ下さい。保険会社によっても取扱が異なる可能性があります。)。

 なお、私も誤解しておりましたが、日本の自動車運転免許試験場等で発行してもらえる所謂「国際運転免許証」自体は、NY州では自動車運転免許証として扱われておらず、あくまでも日本語表記の日本の自動車運転免許証が自動車運転免許証として扱われます。ただし、国際運転免許証は、日本語を読めない米国人警察官に対して、日本の当局から真正に自動車運転免許証の発行を受けていることの公証を受けた英文翻訳文として機能する為、日本の自動車運転免許証に基づき米国内で自動車を運転する場合には、常に両者を併せて携帯することが最善と思われます。

International Driving Permit: An International Driving Permit is not a driver license. The permit only verifies that you hold a valid driver license in your home country. Your foreign driver license, not the International Driving Permit, allows you to drive in NYS. Contact the authorities in your home country to get an International Driving Permit. If you are not a resident of the US, you cannot apply for an International Driving Permit in the US.

You are not required to have an International Driving Permit to drive in NYS, but the permit has value. The permit verifies, in several languages, that you have a valid foreign driver license. A police officer who cannot read the language on your foreign driver license can read the permit.


Y.A.
Class of 2010

NY留学生活セットアップ

カテゴリ : 
現役生:NY生活
執筆 : 
stern   2009-7-18 0:46
皆さんこんにちは。Stern Class of 2010のK.M.です。
早いもので昨年渡米してから早1年が経ちました。今ごろ新入生は渡米準備で大忙し、あるいはすでにアメリカ入りしてサマースクールで英語と格闘しつつ、生活のセットアップに苦労している日々をお過ごしかもしれません。私も去年の苦労が昨日のことのように思い出します。ということで今回はこれから留学する方(特に新Stern生)必見のNY生活セットアップ豆知識を(半分自戒を込めて)書き記したいと思います。

○住まい選びについて
NYの住まい選びでまず頭に入れて頂きたいのは、家賃が(東京と比べても)高額だということです。今般の金融不況でだいぶ相場が下がってきたとはいえ、マンハッタン内でOne Bedroom(=1LDK)だと、場所にもよりますが月1800〜3000ドルぐらいの覚悟は必要だと思います。

Stern生には大学から単身寮Palladiumと世帯寮Stuyvesant Townが用意されてます(詳細: http://w4.stern.nyu.edu/studentactivities/housing.cfm?doc_id=6446 )。単身寮Palladiumは割と新しい建物で、Sternまで徒歩15分圏内にあり、ロケーションがUnion Squareの目の前と好立地。またジム・プール付きなのもかなり魅力的です。Sternに通う単身者の多くがこのPalladiumに住んでおりますが、難点は部屋が6〜8畳ほどで値段が$1,400〜1,700と少し高い点。一方、世帯寮Stuyvesant TownはEast Villageの北側に位置し、Sternまで徒歩30分圏内と若干遠いものの、大学の無料バスなどを使えばSternへのアクセスは比較的容易です。世帯寮ですのでOne Bedroomですが、ただここも1semesterで$18,900とかなり高額な面が否めません。


(Union Square:水曜・週末はここでオーガニック系農産物やアートのマーケットが開かれます。奥に見えるのはエンパイアーステートビル)

私の場合、運良く旧友の家を夏の間サブレットできたため、夏に早めに現地入りしてNY中を歩きわたり、住みたい候補地を予め決めておきました。そして妻がNY入りしてから日系不動産にブローカーをお願いして最終的にUpper East Sideに決めました。NYは地区により雰囲気がガラっと変わるので、NY入りしてから物件を(妻と)決めるとハズレはないと思います。

私の知り合いの中には、Broker Fee(年間家賃の15%程度)を浮かせるため、自分で直接物件を探す人もいました。ただその場合、Searching Costがかかる上、難解な不動産契約書を自らチェックしないといけないため、かなり上級者向けです。またSocial Security Number(以下SSN)もない学生にやすやすと家を貸してくれる大家さんも少なく、往々にして保証人を求められるので、やはり(日系の)ブローカーを通す方が無難かもしれません。

また、賢いやり方としては、友達とRoom Shareをすることです。Sternの知り合いの中には、Pre-termで知り合った仲間2,3人でRoom Shareをしている人が何人もいます。この方が経済的な上、無二の友達もできて、かつ英語の上達も早いことでしょう。

最後にNYのサブレット情報等が多く載っている日本人向けサイトを紹介しておきます。
http://nyc.mixb.net/
http://www.thevillagehouse.com/


○携帯について
アメリカで携帯を購入する場合、SSNが必要であったり、必要でない場合でも高額なdepositを要求されることが普通です。SSNやdepositも不要で日本人でも簡単に手に入れられる携帯も中にはありますが、その場合音質が悪かったり、電波が届くエリアが意外と狭かったりなどと、使ってみて初めて分かるデメリットが多かったりします。現に私がNY入りして焦って安さに飛びついて購入してしまった某携帯は、音質が悪く日本語同士でも聞きとりにくいことが多々あり、いわんや英語をや…という感じでした。電波も通話中によく途絶えました。

また生活が慣れてくると、周りの学生が使っているBlackBerryやiPhoneがカッコよく見えてきてしまうもの。実際携帯でタイムリーにメールが見れたり、インターネット検索ができたりすると、アメリカ人との会話にも入りやすかったりします。ここは安さよりも機能・話題性!と割り切って高性能な携帯を購入してみるのも手だと思います。


そこでお勧めなのが、NTTドコモUSAから提供されているBlackBerry(上の写真参照)。SSNもdepositも不要なプランがあって短期契約でも大丈夫な上、アメリカで実はiPhone以上に人気を博しているというBlackBerryなら自分のパソコンのメールの送受信も日本語で出来るし、日本語サイトも定額で使いたい放題なのでかなりお勧めです(詳細は下のURLを参照のこと)。

ドコモUSA 携帯電話らくらく購入サービス
http://keitai.namikiteru.com
Appendix. ちなみにドコモUSAでは、卒業して帰国後すぐに日本の携帯電話が必要な場合にも、米国で予約して、米国内にいる間に電話番号が入手でき、帰着空港(成田・関空・中部)で携帯電話を受け取れる「ケータイ帰国前受付サービス」があるので、卒業して帰国するときにも便利かもしれません。


○銀行・クレジットカードについて
私は日本にいる間にCitibank銀行の円普通預金・マルチマネー口座を開設しておきました。この口座はかなり重宝していて、円ドルレートを見ながらネット上でオンタイムで為替取引ができる上、アメリカのCitibankのATMで手数料無料にて購入したドルを引き落とせます(1つ難点は外貨預金は日本の預金保険法の対象になってないので、仮に事件(!)が起きた場合には外貨預金分は自分でリスクを負うことになります)。

ただCitibank銀行といっても日本の現地法人はアメリカのCitibankとは建前上別法人なので、やはり渡米後アメリカの銀行の口座を作る必要が出てきます。私はNY滞在の友人のアドバイスに従い、アメリカのCitibankの NY五番街支店で個人口座の開設をしました。ここだと日本人スタッフが丁寧にサポートしてくれるので安心です。パスポート・I-20それから預金するCashなどを持参すればすぐにCiti Goldの口座を開設してくれ、また一定額預金すれば、クレジットヒストリーがなくても数日でクレジットカードを発行してくれました。

経営再建中のCitibankに不安を覚える人であればCHASEやBank of Americaでも勿論構いません。特にCHASEはマンハッタン内だと他行に比べ断然支店が多く、ATMを見つけるのに苦労はしないでしょう。CHASEは8月のPreterm中にSternの目の前にあるWashington Squareで学生向けに口座開設の勧誘をしていたのでそこで申し込んでみると良いかも知れません。

クレジットカードに関しては、こうしたアメリカの銀行のカード以外にも、全日空やJALが発行している外貨建て決済可能なカード(ANA Card USAやJAL Family Club/Premio カード)もありますので、そちらでマイルを貯めたい人は調べてみてはどうかと思います。


○保険について
保険については、大学が勧めるStudent Health Insuranceではなく、自分に合った保険に入りたいと考え、渡米前に有楽町駅前の東京交通会館2階にあるTIP JAPANにて海外留学生保険に最初入りました。ここはAIUの代理店で、AIUが提供する海外旅行保険や海外留学保険などを扱ってます。他の保険会社の商品と違い、AIUの保険は補償内容や保証額を自分の好みで決められるのが魅力的で、他の留学仲間もここを使っている人が結構いました。店員が非常に親身に相談に乗ってくれたのもgoodでした。

ところがいざSternに来てみて初めて気づいたのですが、AIUの保険はNYU-Sponsored Student Health Insuranceを放棄する基準を満たしておらず、結局Student Health Insuranceに入らざるを得ない羽目になりました。NYU-Sponsored Student Health Insuranceを放棄する基準については
- 加入している保険会社の本社がアメリカにあること。
- 加入している保険の満期日が来夏以降であること。
- 加入している保険の補償内容がInpatient Hospitalization Benefits (Mental Health Benefitsを含む)とOutpatient Benefits(Emergency Care以外も含む)をカバーしていること。
- 保証額の合計が$250,000以上であること
となっております(詳細:http://www.nyu.edu/shc/about/waiving.plans.html )。ところがこれ以外にも旅行保険はそもそもダメという基準が別途あり、AIUは旅行保険のためハネられてしまったのです。幸いTIP JAPANに電話したところ、その日のうちに解約手続きに入ってくれ、特段途中退会のペナルティもなく補償期間の残り分をすぐ返金してくれました。因みに大学保険はBasic Planが$1,261/yr、Comprehensive Planが$1,963/yrでこれにDental Planを付け加えることもできます。大学保険の善し悪しについては、1年たった今も利用したことがないため分かりません。

以上、多少マニアックな豆知識も含めてまとめてみました。その他のNY情報についてはWeb上に星の数ほど情報が載っていると思いますので、そちらを参考にして下さい。留学前の渡航準備や現地での生活のセットアップは不慣れなことが多く、目が回るような思いをすることも多々あると思いますが、なんだかんだ言って人生二度とまわってこない機会ですし、今となってみればどれも良き思い出ですので皆さん頑張ってください!

ご精読ありがとうございました。(K.M. Class of 2010)
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