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200906のエントリ

こんにちは。Class of 2008のI. I.です。私は、卒業後米国に残り、NY Midtownの、日系商社の金融・保険部門の子会社にて勤務しています。
商社の金融・保険事業は、実に多分野にわたります。事業向け融資、クレジットカード会社、Private Equity Fund運営、Principal Investment、Venture Capital投資、ヘッジファンド投資、為替・証券トレーディング、M&Aアドバイザリーなど。また、保険部門では、保険ブローカー、再保険会社、信用保険会社なども行っています。私の勤めるNYオフィスでは、これまで主にヘッジファンドへの投資 (Fund of Funds) を手がけてきました。現在、我々は、これまでのFund of Funds事業から、米国企業を買収する、あるいはJVを組むことにより、他の金融・保険分野に進出しようとしています。ここで詳細に書くことはできませんが、金融・保険分野それぞれ1分野で、共に米国の先端技術で、日本およびアジア他地域に展開が可能なもの、また、グループの資産運用会社を通して、日本の投資家に販売が可能なもの、などがクライテリアとなっています。ちなみに、商社は米国内で多くのM&Aを手がけています。当社全部門を見ると、2008年米国だけでも、10社の買収を行っています。
私の仕事は、幅広く米国の金融・保険事業会社とのネットワークを構築し、ビジネス機会を見極め、買収を行うこと。また、投資後には、同企業をグループ企業として成長させていくことです。現在は、対象の業種が絞り込まれ、ざっくりとしたビジネスモデルを持って、本社に方向性につき決済を請うている状況。承認が得られれば、具体的な買収・協働相手、ビジネスモデル、ストラクチャーを煮詰め、再び決済を得て、M&Aを行うことになります。社外では、米国の投資銀行、銀行、ノンバンク、ヘッジファンド、コンサルティングなど、数百人とコンタクトを取っていますし、また、社内でも、NYオフィス、本社、あるいは中国、ロンドンオフィスなどとも、意見交換、情報交換を行っています。サンフランシスコやNYで開かれるビジネスカンファランスやセミナーに参加しますし、あるときには、投資銀行との商談で、先方が、SternでのStudy groupメートだったなんてこともありました。
一転、休日は、毎週末ドライブに出かけます。車を購入して4ヶ月で、すでに4000マイル走ったと言えば、どれだけよく走っているかお分かりいただけるでしょうか。東海岸には、きれいな町並みや、ビーチ、公園など、多くの名所があり、毎週各地で息抜きをしています。また、日曜はMidtownの多くの場所が、路駐可能なので、よく家族で遊びに行きます。また、Sternの多くの友人がNYに残っているので、平日の昼食や、飲み会、あるいは週末遊んだりする機会も多々あります。
最後に、Prospectiveの皆さんにお伝えしたいこととして、MBAの価値はいろいろとありますが、米国での就労機会を得られる可能性も大きな魅力の一つです。米国で働くためには、就労ビザが必要で、これには企業のスポンサーが必要です。企業がビザをスポンサーするためには、移民弁護士費用などのコストが掛かり、さらに3年間の継続雇用を労働局にコミットする必要もあり、つまり、あまり簡単なことではありません。しかし、米国の大学・大学院を卒業すると、Optional Practical Trainingといって、卒業後1年間は、大学をビザスポンサーとして、米国で就労することが可能です。企業からすると、OPTで採用する分にはリスクがなく、1年間雇用して気に入れば、引き続きH1などの就労ビザのスポンサーとなって、本採用とすることが可能です。私の場合も、OPT⇒H1の切り替えで、卒業後7年間、米国での就労が可能となりました。私自身が、いつまで米国に滞在するかは未定ですが、H1のあとに、グリーンカードを取得したり、その後市民権を得る人もいます。MBA後の進路は、皆さん頭を悩ませることかと思いますが、米国での就労も、ぜひ検討していただきたいと思います。
(写真は、会社近くの風景。)

以上
I. I.
si
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