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【現役生】NYU Japan Business association
stern2001-03-12 (3300)

2. 工藤 広昭(2001年5月卒業予定、日本政策投資銀行(旧 日本開発銀行)より派遣)

日本語tutoringは従来からJBAが行っている数少ない定期活動の一つで、今年度は私工藤が講師役を一手に引き受けています。現在のところ水曜日の夜にpart-time students5名を対象に、又、木曜日の昼休みにfull-time students 6名を対象に授業を受け持つ他、金曜日、土曜日にも計4人に個人レッスンを行っており、なかなかの盛況ぶりです。近年、日本人学生の数およびJBA会員数の減少など、ともすればSternの学生の日本に対する関心の低下が懸念される状況の中で、今年度は当初の予想以上に日本語クラスへの応募があったことは、JBAとしても非常に歓迎すべきことと思われます。これらの学生の約半数は初心者、それ以外は日本に住んだことがある、或いは大学時代に日本語を勉強した、など何らかの経験を持つ人達です。今回は、彼らの中から特にユニークな生徒さんを3名、簡単にご紹介させていただきます。

(1)エドワルド・クインタナさん
メキシコ出身で現在はメリルリンチにお勤めのクインタナさん(part-time)は、日本のメリルでも勤務された経験をお持ちで且つ日本語検定試験の4級にも合格されており、日常会話にはほぼ支障のないレベルに達しています。カラオケの持ち歌はイルカの「なごり雪」と美空ひばりの「川の流れのように」だそうで、今度ニューヨークの「かつ濱」でとんかつを食べた後カラオケに行こう、という約束が実現するのを私は心待ちにしています。
(2)ナリンダ・ペシヤゴダさん
パキスタン出身で現在はゴールドマン・サックスのシステム部門にお勤めのナリンダさん(part-time)は、時々日本に出張の機会があるそうで、日本滞在中は六本木の街に繰り出し日本人の女の子と遊ぶのが好きだと豪語されています。このように明確なインセンティブがあるためでしょうか、ナリンダさん最近日本語の勉強にも一層熱が入っている様子で、「愛してる」というフレーズが十八番です。六本木で勉強の成果を発揮される日もきっと近いことでしょう。
(3)イザール・グローナーさん
イスラエル出身のグローナーさん(part-time)は昨年来JBAの日本語クラスの常連で、なぜか東北なまりの日本語を話します。「日本語の勉強では動詞の活用が一番面白い」という変り種で、何事も理詰めで勉強するのがお好きなようです。初回の授業では「なぜ北海道の"道"と空手道の"道"は同じ漢字なのか?」との意外な質問を発し、私を大いにうろたえさせました。

このようなユニークな生徒さん達に囲まれて、私自身、母国語に関して今まであまり意識したことのなかった、或いは、遠い昔に習って以来思い出すことのなかった部分を思い起こされる気が致します。但し日本語を教えるのは私にとっても全く初めての体験なので、いかに生徒さんを飽きさせないか、1時間のレッスンの中で読む・書く・聞く・話すという4要素をいかにバランスよく取り入れるか、などの点について頭を悩ませることも多く、毎回試行錯誤の連続です。セオリー通りに教えるならば、ひらがなを最初に徹底的にマスターさせるべきなのでしょうが、初心者に「日本語はやはり難しい」という印象を植え付けては逆効果なので、挨拶、日常会話、ベーシックな単語などを並行して教える他、日本の政治、経済、文化などについても英語・日本語を交えながら紹介するなど、広く日本に対して興味を持ってもらえるよう心がけています。先週は今人気のモーニング娘のビデオをクラスで流したところ非常に好評で、クラスが大いに盛り上がりました。歌詞の意味および文法についても簡単に説明したのですが、「「父さん母さんありがとう…一生懸命親孝行したい!」という心温まる歌がNo.1 hitになることなどアメリカでは考えられない。何故こういう歌が日本では流行るのか?」との意見が出され、なるほど国が変われば随分と捉え方が違うものだな、と感じずにはおれませんでした。

このように、日本語クラスはJBAの定期活動としてすっかり定着した感があり、生徒さんの期待に応えるべく、JBAとしても今後、教材を拡充したり、日本語クラスの生徒さんと我々日本人学生とが接する機会を増やしたりするなどの努力を継続していく必要があると思われます。又、こうした活動を通して一人でも多くの学生に、日本語そして日本という国に対して関心を持ってもらうことが、JBAの存在意義をますます高めることにもなると確信しています。


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