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【現役生より:】Hedge Fund Management

【現役生より:】Hedge Fund Management

カテゴリ : 
現役生:授業
執筆 : 
stern   2009-3-25 0:30
パートタイム・インターンの記事に続いてMBA2のY.YさんからHedge Fund Managementのクラスについての記事が届いています。

/////////
みなさん、こんにちは。引き続きMBA2のY.Yです。
Spring 2008に受講した授業ですが、Professor Leon MetzgerのSpecial Seminar in Finance (Hedge Fund Management)について、特色のある授業だったので今回紹介したいと思います。
 まず、当該授業は、週一回、午後6時から9時まで行われるPart-time学生向けの授業。Part-time向けの授業は、平日夜、週末及びSummer / Winter break中のIntensive Courseがありますが、このうち平日夜の授業はFull-timeの学生でも何らの制約なく履修することが可能です。夜間授業の特徴ですが、概して、Advanced且つPracticalなものが多い点が挙げられます。また、Wall Street等で働く現役のビジネスパーソン達と机を並べ、一緒にGroupを組むことができます。これは、他のTop Business Schoolにはない、NYU Sternの特長の一つです。

 さて、今回、ご紹介させて頂くHedge Fundの授業ですが、Hedge Fundの投資戦略のみならず、Fundの立ち上げ及び運営上のIssueを幅広く扱うというもので、具体的には、業界の歴史、業界動向一般、資金を募る際の投資家向けプレゼンテーションのコツ(実際にHedge Fundに対してプレゼンの仕方のコンサルティングをやっている方がゲスト・スピーカーとして登場)、投資家向けのレポーティングや運用成績の評価の手法、法務・税務上の問題点、カウンターパーティ・リスクなど。また、学期中にJP MorganによるBear Sternsの吸収合併があったのですが、直後の授業内容は、Bear Sternsの(事実上の)破綻はHedge Fundにとって、どういったBusiness OpportunityとRiskがあるか、というものに急遽変更になるなど、直近の話題がふんだんに授業に取り入れられていました。その日は、Bear Sternsで働いているPart-timeの学生が、合併報道当日の社内の生々しい様子を話してくれたのですが、大変、興味深いものでした。

 成績の評価は、Study Groupによるプレゼンテーションの一本勝負というシビアなもの(こういった評価方法はNYU Sternでも異例。通常はMid-termやHomework、そしてClass Participation等を総合的に評価)。プレゼンの内容は、実際にStudy Group MemberでFundを立ち上げたと仮定し、当該Fundの潜在的投資家に対して売り込みのプレゼンをするというものでした。プレゼンの当日には、教授の知人のFund Managerら4名がゲストとして招かれ、彼らを潜在的投資家に見立ててプレゼンしました。そして、プレゼンの評価は、教授ではなくゲストの実務家がするというユニークなものでした。

 私のStudy GroupのメンバーはいずれもPart-timeの学生で、Lehman Brothers、Credit Suisse及びBank of Americaで直接・間接的にHedge Fundに係わる業務に従事する人たちでした。Part-time学生とGroupを組むデメリットの一つが時間の調整が難しいこと。通常、Full-timeの学生同士の場合は、Lunch timeや授業の合間にStudy Group用の部屋でMeetingをするのですが、Part-timeの学生の場合は、日中、仕事をしています。そのため、我々の場合、深夜に電話会議をしました。電話ということで、英語も聞き取りづらく、また議論の内容も相当マニアック(例えば、米国の会社法や税法等)だったので、最初のうちは殆ど発言できませんでした。当初は、私のContributionが少なかったので結構気まずい雰囲気でしたね。しかし、幸い、私にはM&Aアドバイザリーの実務経験があっため、投資戦略やValuation手法のMeetingではしゃべりまくりまして、私の意見がほぼ100%採用され、それから風向きが変わりました。Team Contributionのためには、英語力はもちろん不可欠ですが、同時にコンテンツの重要性も改めて感じました。また、最終のプレゼンでも、当Fundの投資戦略という最も肝の部分のプレゼンは私が担当し、我々のチームは、10数チームの中で一番高い評価を頂きました。

 この授業は、とにかくCurrent且つPracticalなTopicを扱うもの。体系的に知識を身につけるというよりは「事情通になる」といった感じで、好みは分かれると思いますが、非常に“Sternらしい”授業だと思います。もう一つ付け加えると、この授業をはじめ、Part-timeの授業は概して学生の発言の質が高いです。Business Schoolの授業では、学生の発言は重要なパートですが、先述のBear Sternsの学生をはじめ、殆どが現役の実務家ということもあって、クラスメートからも学ぶものも多かったです。

(Y.Y. Class of 2009)

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